任天堂が続落、野村証は「Buy」継続、目標株価は5万7000円に引き上げ

株式

2020/2/13 16:54

 任天堂<7974.T>が続落。野村証券では12日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は5万3000円から5万7000円に引き上げている。

 商品ライフサイクル、サブスクリプション導入などによる、循環型ビジネスモデルからの脱却に対する見方に変更はないとコメント。SwitchLiteの動向などを踏まえ、Switchの期間販売台数のピークを、21年3月期から22年3月期に変更、20年3月期から30年3月期のDCF法による目標株価を5万7000円に引き上げるとしている。

 21年3月期から23年3月期の営業利益成長率を年15.6%と、RN Large Cap(除く金融)の同約8%を大幅に上回る水準を予想、同指標の20年度PER16倍を上回るPERは十分可能と考えるとしている。同証券がハードウエアのライフスタイル長期化を見込む主な理由として、(1)デジタル化に伴うライブラリータイトルの充実(2)携帯型と据置型の開発体制の統合(3)ゲーム業界のユーザー属性の多様化――を挙げている。また、大型新作タイトルだけでなく、充実が進む過去作もハードウエアの購入動機になり得ると考えるとしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、20年3月期3326億円(前期比33.2%増、従来3065億円、会社側計画は3000億円)、21年3月期4373億円(従来4174億円)、22年3月期5296億円(同5150億円)と試算している。

 13日の終値は、前日比370円安の4万190円。

提供:モーニングスター社

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