日機装が軟調、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」・目標株価1200円に引き下げ

株式

2020/3/5 16:30

 日機装<6376.T>が軟調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では4日付で、レーティングを「オーバーウエート」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を1700円から1200円に、それぞれ引き下げている。

 同証券では利益予想を下方修正、あわせて目標株価を1200円に引き下げるとしている。また、従来のエクイティストーリーの骨子であった、大型投資の一巡による業績拡大や財務体質良化が当面見込み難くなったことから、「ニュートラル」に引き下げるとしている。新たに公表された新中期経営計画では、先行投資継続が明示され、収益性改善のタイミングが後づれすることに加え、石油ガスや航空の事業環境を慎重に見て、当面は低成長が続くとの見方に変更するとしている。アフターサービス増加など事業の付加価値化は進んでおり、収益構造は徐々に安定に向かうと予想するものの、投資増加によるマイナス影響を打ち消すことは容易ではなく、キャッシュフロー改善も大きくは見込み難いと考えるとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年12月期121億円(前期比2.9%減、従来140億円、会社側計画は110億円)、21年12月期126億円(従来151億円)、22年12月期136億円と試算している。

 5日の終値は、前日比3円安の959円。

提供:モーニングスター社

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