日経平均は284円安と大幅反落、1万7000円割れ、NYダウ先物の大幅安で売り広がる=18日後場

 18日後場の日経平均株価は前日比284円98銭安の1万6726円55銭と大幅反落。1万7000円割れは16年11月9日(終値1万6251円54銭)以来、約3年4カ月ぶり。

 朝方は、買いが先行した。米経済対策への期待を背景に17日の米国株式が大幅反発した流れを受け、前場の早い段階で1万7396円84銭(前日比385円31銭高)まで上昇した。一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の下落が重しとなり、いったん上げ幅を縮小。その後持ち直す場面もあったが、後場後半に下げに転じ、大引け近くには1万6698円46銭(同313円07銭安)まで下押した。NYダウ先物(ミニ)が大幅安となり、一時取引中断措置「サーキットブレーカー」がとられ、売りが広がった。

 東証1部の出来高は27億1881万株、売買代金は4兆1106億円。騰落銘柄数は値上がり835銘柄、値下がり1298銘柄、変わらず33銘柄。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。住友不<8830.T>、三菱地所<8802.T>、三井不<8801.T>などの不動産株や、上組<9364.T>、住友倉<9303.T>などの倉庫運輸関連株も安い。ソフバンG<9984.T>、コナミHD<9766.T>などの情報通信株や、SOMPOH<8630.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株も売られた。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株も安い。

 半面、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。富士フイルム<4901.T>がストップ高となり、花王<4452.T>、資生堂<4911.T>などの化学株も上昇。近鉄GHD<9041.T>、阪急阪神<9042.T>などの陸運株も買われた。

 個別では、ランビジネス<8944.T>がストップ安となり、ナルミヤ<9275.T>、日農薬<4997.T>、Hamee<3134.T>、フルキャストHD<4848.T>などの下げも目立った。半面、ヤーマン<6630.T>、日医工<4541.T>がストップ高となり、富士製薬<4554.T>、扶桑薬<4538.T>、リブセンス<6054.T>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、17業種が下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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