科研薬が急落、通期の営業利益予想を増額するも材料出尽くし感

株式

2020/3/30 12:53

 科研製薬<4521.T>が急騰。27日引け後に、20年3月期の連結営業利益予想を増額したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比245円安の4845円まで値を下げている。

 20年3月期について、売上高は従来の929億円から890億円(前期比5.5%減)に減額したが、営業利益を223億円から260億円(同5.7%増)に引き上げている。関節機能改善剤「アルツ」、高脂血症治療剤「リピディル」など長期収載品が想定を下回っていることで売上高は計画未達となるが、販管費の研究開発費等が想定を下回る見通しにあることが利益の押し上げに働く。

 午後零時50分現在の株価は90円安の5000円。

提供:モーニングスター社

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