キョーリンHDが急騰、新型コロナウイルス検出試薬を4月メドに発売

株式

2020/3/31 11:26

 キョーリン製薬ホールディングス<4569.T>が急騰し、一時142円高の2341円を付けている。31日午前10時、同社子会社の杏林製薬が、産業技術総合研究所と共同で開発した、マイクロ流路型遺伝子定量装置「GeneSoC」を用いた新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」を、4月中旬をメドに発売すると発表、材料視された。

 同社によると、マイクロ流路型遺伝子定量装置「GeneSoC」は、超高速定量的PCR技術に基づく遺伝子定量装置で、新型コロナウイルスを15分程度(前処理時間を除く)で検出することが可能という。同社は、「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」および「GeneSoC」の安定供給に向けて生産体制の構築を進めており、今後も、新型コロナウイルス感染症における、PCR検査の時間短縮など、さらなる検査体制の充実、および迅速な検出方法の構築を図る方針。

 午前11時25分時点の株価は、前日比130円高の2329円。

提供:モーニングスター社

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