DMG森精機が年初来安値、SMBC日興証は「2」・目標株価930円に引き下げ

株式

2020/4/6 16:00

 DMG森精機<6141.T>が6日続落、50円安の785円まで売られ、連日の年初来安値更新。SMBC日興証券では3日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を2030円から930円に、それぞれ引き下げている。

 同証券では、19年12月期第4四半期(19年10-12月)決算を経て、業績予想を修正。工作機械受注の見通しを下方修正したことにより、連結営業利益予想について、20年12月期44億円(前期比88.2%減、従来249億円、会社側計画は200億円)、21年12月期190億円(従来301億円)と試算している。収益性の低下によりリーマン・ショック後の平均PBRでの評価に変更し、目標株価を930円に引き下げるとしている。

 新型肺炎による景況感悪化が設備投資の抑制をもたらすと予想、特に同社は欧州の混乱を受け受注が減少、収益性が大きく低下すると考えているという。また従来、自動化比率向上による中期的な利益率改善に期待していたものの、顧客の資金力が低下する局面では高単価な自動化投資は控えられる可能性があり、効果は後ろ倒しになると予想している。

 午前11時8分時点の株価は前週末比27円安の808円。

提供:モーニングスター社

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