11日の東京株式市場見通し=買い先行後は上値が重い展開か

国内市況

株式

2020/5/11 7:47

 予想レンジ:2万円-2万300円(前週末8日終値2万179円09銭)

 11日の東京株式は買い先行後、上値が重い展開か。現地8日の米国株高もあり、日経平均株価は3日続伸スタートとなりそう。西村経済再生担当大臣は10日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に関し、「特定警戒都道府県以外の34県の多くが、宣言の解除が視野に入ってくる」と述べた。経済活動正常化への期待感も支えとなりそう。ただ、前週末8日は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していたことを受け、上げ幅を拡大していた面もあり、戻り待ちの売りに上値を抑えられることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(前週末8日終値は106円37-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=115円台の半ば(同115円13-17銭)と小動き。

 8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、富士フイルム<4901.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比70円高の2万210円だった。(高橋克己)

 11日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・11:00 4月社名別新車販売・通称名別軽自動車販売

・4月27日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」

・決算発表=アサヒ<2502.T>、日清食HD<2897.T>、塩野義薬<4507.T>、ブリヂス<5108.T>、三菱電機<6503.T>、ローム<6963.T>、三菱重工<7011.T>、ソフバンG<9984.T>、大阪ガス<9532.T>

【海外】(時間は日本時間)

・米3年国債入札

・決算発表=マリオット・インターナショナル<MAR>、アンダーアーマー<UA>

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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