【深センIPO】海外向け家庭用品設計販売の致欧家居科技、初値は公開価格を14.35%上回る28.2元

サーチナ

中国株

2023/6/22 9:19

 海外向け家庭用品の設計・販売を手掛ける致欧家居科技(301376/深セン)が6月21日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格24.66元に対し、初値は14.35%高い28.20元だった。終値は同6.81%高の26.34元だった。

 同社は2010年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。河南省鄭州市に本社を構え、「SONGMICS」などの自社ブランドによる家具などの製品の研究開発、設計、販売を主業務としている。生産は全て外部に委託するファブレス経営。製品は主にテーブルやチェアなどの家具製品、家庭用収納製品、ガーデニング・健康製品、ペット関連製品に分かれている。大部分がECプラットフォームのアマゾンを通じた販売で、各国・地域のアマゾンでは、多くの製品が「ベストセラー」や「アマゾンズチョイス」製品に選ばれている。

 22年12月期の売上高は54億5538万元(前期比8.58%減)、純利益は2億5011万元(同4.29%増)。23年1〜3月期の売上高は12億6746万元(同11.18%減)、純利益は8737万元(同69.87%増)。

 新規上場に伴い調達予定の14億8576万元(約293億円)は、約21%の3億1802万元を研究開発設計センター建設プロジェクトに、約35%の5億1677万元を倉庫物流体系拡張プロジェクトに、約24%の3億5096万元を鄭州本社運営管理センター建設プロジェクトに、約20%の3億元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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