ビデオ会議システムなどの超智能HD、23年3月期は減収減益

サーチナ

中国株

2023/6/23 9:21

 主に香港でビデオ会議システムなどを手掛ける超智能HD(01402/香港)が6月21日、2023年3月期通期の業績を発表し、減収減益となったことを明らかにした。

 23年3月期通期の売上高は1億5784万香港ドルで、前期の1億7144万ドルから7.93%減少した。主力事業であるビデオ会議・マルチメディア映像温性ソリューションプラン事業が1億4280万ドル(前期比1.59%減)、クラウドIT/OT管理サービス事業が1503万ドル(同42.91%減)だった。

 当期の前半は新型コロナの感染拡大による市場冷え込みの影響を受けたほか、オフィスの空室率が高くなりビデオ会議システムやマルチメディア映像音声設備およびサービスの需要が低下した。感染が収束し、ソーシャルディスタンスに関する規制が緩和された後半に入って業績が復調した。クラウドIT/OT管理サービス事業は今後大きな成長を見込んでいるものの、当期は新型コロナの影響でプロジェクトの進捗が遅れるなどして売上が減少した。

 当期純利益は573万ドルで、前期の669万ドルから14.30%減少した。人件費、アモチゼーション、融資コストが前期よりそれぞれ増加したことで収益を圧迫した。一方で、政府からの補助金が支給されたことなどにより減益幅が縮小した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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