日経平均は405円安と3日ぶり大幅反落、プライム売買代金は3兆円割れ=20日後場

 20日後場の日経平均株価は、前日比405円51銭安の3万2490円52銭と3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。終値成立の直前には、同433円17銭安の3万2462円86銭を付けるなど、安値圏で取引を終えた。朝方から売りが先行。米国19日の時間外取引で、決算発表を終えたテスラやネットフリックスが下落したこともあり、弱含みの展開が続いた。後場に入り、下げ渋る動きもみられたが、手がかり材料に欠けるなか、見送りムードも強まったようだ。東証プライムの出来高は11億2516万株、売買代金は2兆9627億円。売買代金の3兆円割れは5月11日以来、2カ月ぶり。騰落銘柄数は値上がり497銘柄、値下がり1264銘柄、変わらず74銘柄だった。

 市場では「きのう上げた分をそっくり返す格好となり、上値の重さが意識されたようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、24業種が下落、9業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も軟調。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も弱かった。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇した。

 個別では、さくら<3778.T>、レーザーテク<6920.T>、広済堂HD<7868.T>、RPAH<6572.T>、そーせい<4565.T>などが下落。半面、クリレスHD<3387.T>、リョービ<5851.T>、アーレスティ<5852.T>、NJS<2325.T>、フリュー<6238.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ