日経平均が461円高と大幅反発、値上がり銘柄数は1200超に=14日後場

 14日後場の日経平均株価は、前日比461円58銭高の3万3168円10銭と大幅反発して取引を終えた。朝方から買いが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇し、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数も上げていることなどを支えに、堅調に推移。心理的なフシ目の3万3000円を超えたことで、買い戻しの動きも誘ったもようで、午後2時32分には、同537円93銭高の3万3244円45銭を付ける場面があった。TOPIX(東証株価指数)も、前日比26.93ポイント高の2405.57ポイントと反発。バブル崩壊後の高値を更新し、終値ベースでは1990年7月17日(2407.31)以来、約33年ぶりの水準となった。東証プライムの出来高は16億817万株、売買代金は3兆9484億円。騰落銘柄数は値上がり1224銘柄、値下がり535銘柄、変わらず76銘柄だった。

 市場では「第2次岸田再改造内閣が発足し、経済対策への期待感も支えとなったようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、32業種が上昇、空運1業種が下落した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落した。

 個別では、鳥貴族HD<3193.T>、アイシン<7259.T>、丹青社<9743.T>、JSB<3480.T>、シード<7743.T>などが上昇。半面、アステリア<3853.T>、アセンテック<3565.T>、アトラエ<6194.T>、HIS<9603.T>、ネオジャパン<3921.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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