日経平均が17円高と小反発、方向感に乏しく前週末終値近辺でもみ合い=13日後場

 13日後場の日経平均株価は、前日比17円00銭高の3万2585円11銭と小反発して取引を終えた。朝方は、前週末の米国株高を受け買いが先行。半導体関連のアドバンテスト<6857.T>や東エレク<8035.T>などが物色され、同345円20銭高の3万2913円31銭を付けた。心理的なフシ目の3万3000円に迫る場面もみられた。ただ、戻り待ちの売りに押されたほか、時間外取引で米株価指数先物が下げ幅を広げたことから、下げに転じた。その後は、前週末終値近辺でもみ合いとなるなど、方向感に乏しかった。東証プライムの出来高は14億7989万株、売買代金は3兆7410億円。騰落銘柄数は値上がりが608銘柄、値下がりが1000銘柄、変わらず51銘柄だった。

 市場では「心理的なフシ目の3万3000円に接近し、戻り待ちの売りに押された。いったんは売りを吸収する展開となりそうで、もみ合いが続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落した。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、浜ゴム<5101.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井金属<5706.T>、DOWA<5714.T>などの非鉄金属株も堅調。サッポロHD<2501.T>、アサヒ<2502.T>などの食料品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株もしっかり。一方、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が下落している。

 個別では、ベネッセHD<9783.T>(監理)、住友ゴム<5110.T>、ブレインP<3655.T>、富士石油<5017.T>、レオパレス<8848.T>などが上昇。半面、東邦鉛<5707.T>、資生堂<4911.T>、イーレックス<9517.T>、マーケットエンター<3135.T>、ホソミクロン<6277.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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