日経平均は394円高、買い先行後も株価指数先物が上げけん引=15日前場

 15日前場の日経平均株価は、前日比394円12銭高の3万3080円37銭、TOPIX(東証株価指数)は、同17.64ポイント高の2338.99ポイントと反発して取引を終了した。現地14日の米国株高を受け、朝方から買いが先行。その後も堅調な値動きとなっていたが、午前10時30分過ぎ、株価指数先物にややまとまった買いが入ったことをきっかけに上げを広げ、日経平均株価は午前10時56分に同436円08銭高の3万3122円33銭を付けている。その後も高値圏で推移した。為替相場は1ドル=142円台の前半(14日は142円00-02銭)でもみ合い。東証プライム市場の出来高は8億1817万株、売買代金は2兆526億円。騰落銘柄数は値上がりが1017銘柄、値下がりは594銘柄、変わらず49銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、レゾナック<4004.T>、信越化<4063.T>などの化学株もしっかり。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落している。

 個別では、巴工業<6309.T>、イーレックス<9517.T>、M&A総研<9552.T>、ビジョナル<4194.T>、オープンドア<3926.T>などが上昇。半面、クミアイ<4996.T>、エニカラー<5032.T>、ラクスル<4384.T>、住友ファーマ<4506.T>、システムリサーチ<3771.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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