日経平均678円高、TOPIXも昨年来高値を更新=10日後場

 10日後場の日経平均株価は、前日比678円54銭高の3万4441円72銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同31.39ポイント高の2444.48ポイントと5日続伸して取引を終えた。日経平均株価は連日で昨年来高値を更新。TOPIXは、昨年9月19日の終値ベースの昨年来高値2430.30ポイントを大きく更新した。日経平均株価は、きのう9日に終値ベースでバブル崩壊後の高値を更新した強い動きが継続。株価指数先物への断続的な買いを交え、ジリ高基調が続くなか、午後2時50分には同775円84銭高の3万4539円02銭まで上げ幅を拡大した。投資家心理も好転したとみられ、株価の支えとなったようだ。東証プライム市場の出来高は15億6222万株、売買代金は4兆664億円。騰落銘柄数は値上がりが1051銘柄、値下がりは537銘柄、変わらず69銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ユシロ化<5013.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落した。

 個別では、小松マテレ<3580.T>、壱番屋<7630.T>、さくら<3778.T>、ネットプロテ<7383.T>、東エレデバ<2760.T>などが上昇。半面、ネクステージ<3186.T>、ウエルシアH<3141.T>、三井ES<7003.T>、三井海洋<6269.T>、瑞光<6279.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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