日経平均191円高、断続的な指数先物売りで上げ幅縮小=17日前場

 17日前場の日経平均株価は、前日比191円17銭高の3万5810円35銭、TOPIX(東証株価指数)は同14.75ポイント高の2518.73ポイントとともに反発して取引を終えた。日経平均は午前10時35分に、同620円04銭高の3万6239円22銭まで上げ、15日に付けた取引時間中の昨年来高値(3万6008円23銭)を更新したほか、1月SQ値(特別清算指数:3万6025円97銭)を上回った。ただ、その後、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、上げ幅が70円弱程度に縮小する場面がみられるなど、強弱感の対立から荒い値動きとなった。東証プライム市場の出来高は10億5130万株、売買代金は2兆9338億円。騰落銘柄数は値上がりが1107銘柄、値下がりは490銘柄、変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も堅調。三井金属<5706.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が下落している。

 個別では、さくら<3778.T>、東プレ<5975.T>、プロネクサス<7893.T>、TAKARA<7921.T>、大真空<6962.T>などが上昇。半面、JIA<7172.T>、ヤマエGHD<7130.T>、Gunosy<6047.T>、そーせい<4565.T>、東京産業<8070.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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