日経平均は497円高と4日ぶり大幅反発、取引終了にかけ引き締まり昨年来高値=19日後場

 19日後場の日経平均株価は、前日比497円10銭高の3万5963円27銭、TOPIX(東証株価指数)は同17.94ポイント高の2510.03ポイントと、ともに4日ぶりに大幅反発して取引を終了。日経平均株価は15日(3万5901円79銭)の年初来高値を更新した。現地18日の欧米株高を受け朝方から買いが先行。日経平均は午前9時38分に同610円06銭高の3万6076円23銭と、取引時間中としては2日ぶりに3万6000円台を回復する場面もみられた。買い一巡後は、週末要因や戻り待ちの売りに上値が重くなる展開もみられたが、取引終了近くには上げ幅を取り戻す格好で、引き締まった。東証プライム市場の出来高は15億5180万株、売買代金は4兆5009億円。騰落銘柄数は値上がりが875銘柄、値下がりは717銘柄、変わらずは66銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株が上昇。SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が高い。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が下げた。

 個別では、泉州電業<9824.T>、タツモ<6266.T>、ベル24HD<6183.T>、芝浦<6590.T>、東応化<4186.T>などが上昇。半面、TOYO<5105.T>、さくら<3778.T>、サッポロHD<2501.T>、アイザワ証G<8708.T>、力の源HD<3561.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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