日経平均は535円程度高、取引時間中の昨年来高値を更新=22日前場

 22日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比535円程度高い3万6500円前後で推移する。前週末19日に大幅反発して終値ベースで昨年来高値を更新したことや現地19日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が続伸し、NYダウが、史上最高値を塗り替えた動きなども刺激材料となり、買いが先行。午前9時55分には同572円09銭高の3万6535円36銭と、17日に付けた取引時間中の昨年来高値(3万6239円22銭)を大きく更新した。その後も、高値圏で推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末19日の大阪取引所清算値比300円高の3万6300円だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、FUJIMI<5384.T>、芝浦<6590.T>、さくら<3778.T>、リオン<6823.T>、ソシオネクス<6526.T>などが上昇。半面、洋エンジ<6330.T>、川崎汽<9107.T>、ヒトコムHD<4433.T>、学研HD<9470.T>、富士石油<5017.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=148円トビ台(前週末19日は148円26-28銭)、1ユーロ=161円台の前半(同161円30-34銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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