日経平均は583円高と大幅続伸、取引終了間際に高値、プライムの9割近くが上昇=22日後場

 22日後場の日経平均株価は、前週末比583円68銭高の3万6546円95銭、TOPIX(東証株価指数)は同34.89ポイント高の2544.92ポイントと、ともに大幅続伸して取引を終了。日経平均株価は前週19日に続き、TOPIXは15日に付けた終値ベースの昨年来高値(2524.60ポイント)を、ともに更新した。現地19日のNYダウ・ナスダック総合指数が続伸したことや、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も急伸したこともあり、半導体関連銘柄を中心に朝方から買いが先行。リスク許容度も高まったもようで、買いが優勢の展開だった。後場に入り、利益確定売りに上値が重くなる展開もみられたが、取引終了近くには上げ幅を取り戻す格好。取引終了間際には、きょうの高値となる同608円53銭高の3万6571円80銭を付けるなど、高値圏で取引を終えた。

 東証プライム市場の出来高は14億8464万株、売買代金は4兆2146億円。騰落銘柄数は値上がりが1472銘柄と9割に接近、値下がりは166銘柄、変わらずは20銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株もしっかり。一方、富士石油<5017.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が下落した。

 個別では、KOKUSA<6525.T>、円谷FH<2767.T>、ブレインパッド<3655.T>、SHIFT<3697.T>、イーレックス<9517.T>などが上昇。半面、ウェルビー<6556.T>、シナネンHD<8132.T>、メディアドゥ<3678.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、新日科学<2395.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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