日経平均は153円程度高、買い一巡後はやや上値が重いもよう=23日前場

 23日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比153円程度高い3万6700円前後で推移する。きのう22日に終値ベースで昨年来高値を更新した強い地合いに加え、現地22日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が3日続伸。NYダウが、連日で史上最高値を更新し、3万8000ドルに乗せたことなどから買いが先行。午前9時12分には、同330円46銭高の3万6877円41銭を付け、連日で取引時間中の昨年来高値を更新した。買い一巡後は、利益確定にやや上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比40円高の3万6650円だった。

 業種別では、33業種のうち21業種が上昇、12業種が下落している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も高い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株もしっかり。一方、ウェルスナビ<7342.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が下落している。

 個別では、ラクスル<4384.T>、さくら<3778.T>、BEENOS<3328.T>、ギフトHD<9279.T>、インフォMT<2492.T>などが上昇。半面、T&K<4636.T>(監理)、オプティム<3694.T>、エンプラス<6961.T>、セック<3741.T>、トリケミカル<4369.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=148円10銭前後(22日は148円04-05銭)、1ユーロ=161円10銭台(同161円32-36銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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