日経平均は114円程度安、売り一巡後は下げ渋り=24日前場

 24日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比114円程度安い3万6402円前後で推移する。朝方から、短期的な過熱感が警戒され売りが優勢。午前9時37分には、同269円96銭安の3万6247円61銭を付けている。売り一巡後は、押し目を拾う動きから下げ渋る動きにあるようだ。現地23日の米国株式市場では、NYダウが4日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は4日続伸するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比65円安の3万6475円だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇している。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も弱い。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇している。

 個別では、不二製油G<2607.T>、住友林<1911.T>、IBJ<6071.T>、わらべや日洋<2918.T>、扶桑化学<4368.T>などが下落。半面、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、ゲンキードラ<9267.T>、ユーザーL<3984.T>、さくら<3778.T>、円谷FH<2767.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=148円10銭前後(23日は147円57-59銭)、1ユーロ=161円70銭台(同160円98銭-161円02銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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