日経平均は64円安と3日続落し下げ幅縮小、プライムは値上がり約7割=25日前場

 25日前場の日経平均株価は、前日比64円47銭安の3万6162円01銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)は同0.30ポイント高の2529.52ポイントと、小幅ながら3日ぶりに反発して取引を終了した。朝方から、利益確定売りが先行。日経平均株価は、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大。午前10時52分には同313円94銭安の3万5912円54銭と、19日以来、4営業日ぶりに3万6000円を割り込む場面があった。その後は、押し目を拾う動きが強まったもようで、下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は7億3511万株、売買代金は2兆2720億円。騰落銘柄数は値上がりが1154銘柄と7割近くあり、値下がりは464銘柄、変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇している。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、NTTDIM<3850.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も安い。SOMPOH<8630.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。

 個別では、ニデック<6594.T>、オービック<4684.T>、ネクソン<3659.T>、JCRファーマ<4552.T>、アンビス<7071.T>などが下落。半面、広済堂HD<7868.T>、TOWA<6315.T>、KOKUSA<6525.T>、野村マイクロ<6254.T>、日電子<6951.T>などが買われた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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