日経平均は40円安と続落、押し目買い意欲は強く下げ幅を縮小=7日後場

 7日後場の日経平均株価は、前日比40円74銭安の3万6119円92銭と続落した一方、TOPIX(東証株価指数)は同10.70ポイント高の2549.95ポイントと反発した。きのう6日の弱い地合いが継続し朝方から売りが先行。売り一巡後は、大型株主導で押し目を拾う動きから下げ渋った。後場に入り、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、日経平均は午後零時56分に、同306円03銭安の3万5854円63銭を付け再度、心理的なフシ目の3万6000円を割り込んだ。ただ、押し目買い意欲は強いもようで、下げ幅を縮小して取引を終えた。東証プライム市場の出来高は18億1413万株、売買代金は4兆9208億円。騰落銘柄数は値上がりが878銘柄、値下がりは730銘柄、変わらずは49銘柄だった。

 市場では「下落した場面では大型株を中心に個人投資家とみられる買いが入り、下値を支える格好となっている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち10業種が下落、23業種が上昇した。SMC<6273.T>、三菱重工<7011.T>などの機械株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が下落。ANA<9202.T>、SFJ<9206.T>などの空運株や、キッコーマン<2801.T>、味の素<2802.T>などの食料品株も安い。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も軟調。一方、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が買われたほか、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。

 個別では、シャープ<6753.T>、LINEヤフー<4689.T>、Gunosy<6047.T>、ダイキン<6367.T>、ファンケル<4921.T>などが下落。半面、シグマクシス<6088.T>、GSユアサ<6674.T>、極東開<7226.T>、ローソン<2651.T>(監理)、神鋼商<8075.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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