<米国株情報>英アームが急騰、第3四半期の好業績と通期業績予想の増額を好感

株式

2024/2/9 10:15

 ソフトバンクグループ<9984.T>傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス<ARM>は8日、前日比で一時6割高の126.59ドルと急騰し、新高値を付けた。終値は同47.89%高の113.89ドル。7日引け後に24年3月期第3四半期(23年10-12月)の決算を発表。同時に通期業績予想を上方修正した。

 第3四半期の売上高は前年同期比14%増の8億2400万ドル、純利益は同52%減の8700万ドルとなったが、再上場に伴う費用など一時的な項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同32%増の0.29ドルとなり、売上高、同EPSともに会社計画や市場予想を上回った。

 ライセンス(使用許諾権)収入が前年比18%増の3億5400万ドルと好調だった。特に、半導体設計のロイヤルティー(知的財産権の使用料)収入が同11%増の4億7000万ドルと急増している。

 クラウドサービスや自動車の分野で市場シェアを拡大したことや、AI(人工知能)需要が高まるなかでアームのライセンスを選択する企業が増えたとしている。

 第4四半期(1-3月)については、売上高を8億5000万-9億ドル、調整後EPSを0.28-0.32ドルと予想。また、通期では売上高を31億5500万-32億0500万ドル(従来予想は29億6000万-30億8000万ドル)、調整後EPSを1.2-1.24ドル(従来予想1-1.1ドル)にそれぞれ上方修正し、いずれも市場予想を上回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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