日経平均は195円程度高、買い先行後は戻り待ちに上値を抑えられる格好=2日前場

 2日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比195円程度高い4万円前後で推移する。きのう1日に大幅下落した反動や、リバウンド狙いの買いが先行したもようで、午前9時29分には、同347円96銭高の4万151円05銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となっているようだ。現地1日の米国株式市場は、堅調な経済指標から米国の早期利下げ期待が後退し、NYダウが3日ぶりに反落。ナスダック総合指数は小幅ながら反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比115円高の3万9985円だった。

 業種別では、33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気ガス株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、ZOZO<3092.T>、イオン<8267.T>などの小売株が下げている。

 個別では、レノバ<9519.T>、日電子<6951.T>、タツモ<6266.T>、KOKUSA<6525.T>、芝浦<6590.T>などが上昇。半面、しまむら<8227.T>、北越コーポ<3865.T>、オーケストラ<6533.T>、リョ菱洋HD<167A.T>、ヤマシンF<6240.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=151円台の半ば(1日は151円34-35銭)、1ユーロ=162円台の後半(同163円23-27銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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