キヤノンが小動き、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」継続、目標株価は2600円に引き下げ

株式

2020/4/6 16:55

 キヤノン<7751.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では3日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は2900円から2600円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、あわせて目標株価を2600円に引き下げるとしている。連結営業利益は2007年12月期に過去最高を記録後、低迷しており、20年12月期は、19年12月期計上の構造改革費用が無くなることや構造改革効果の顕在化が増益要因として寄与することもあり増益率は26%と高いものの、21年12月期以降は低成長が続くとの見方は継続するとしている。

 既存事業の成長鈍化を背景に、約10年前から積極的な買収などを通して事業ポートフォリオの転換を行ってきたものの、買収事業の全社利益への貢献は依然として限定的と指摘。同証券では、「医療機器企業は同社にとって買収対象として適している」との結論を持っており、今後は販売や生産でのシナジー効果発現に向け、より積極的な取り組みを行い、既存事業の低成長、縮小をカバーできる利益成長の柱として育成を急ぐ必要があろうとコメントしている。

 6日の終値は、前週末比63.5円高の2250.5円。

提供:モーニングスター社

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