アイリッジ、ウエルスアドバイザーは「オーバーウエート」継続

株式

2024/1/9 9:02

 アイリッジ<3917.T>について、ウエルスアドバイザーは5日付で投資判断「オーバーウエート」(強気)を継続した。

 同社はスマートフォンアプリを活用したオンラインマーケティングのほか、リアルマーケティングやデジタル地域通貨なども展開する。注目材料としては昨年4月にサービスを開始した新プロダクト「APPBOX」が挙げられ、アプリで使う機能群を組み合わせることで、アプリのスクラッチ開発やパッケージ提供などが可能なサービスだ。

 APPBOXは来25年3月期からの本格的な収益貢献が期待され、現時点では機能拡張や拡販のための投資に力を入れている。同社は11月に今期の連結営業利益見通しを0.1億円(従来予想は3.8億円、前期比97.4%減)に減額したが、これはAPPBOXの先行投資負担やオンラインマーケティング関連での開発遅延などが影響したものとなる。

 今後はAPPBOXの寄与に加え、関西に主要路線を持つ鉄道7社の共同開発パートナーとして昨年9月に提供が開始された広域型MaaS(マース、モビリティー・アズ・ア・サービス)「KANSAI MaaS」の開発を支援したほか、クラウド型工数管理サービス「Co-Assign」なども収益貢献が期待される。中長期的には生成AI(人工知能)「ChatGPT」を活用したシステム開発なども期待材料と位置付けられ、ウエルスアドバイザ-ではアイリッジが再度の成長軌道に転じると見通している。

 ウエルスアドバイザ-は想定株価のレンジを900-1500円とした。

提供:ウエルスアドバイザー社

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