日経平均は836円高と大幅反発、終値ベースの史上最高値を更新=22日後場

 22日後場の日経平均株価は、前日比836円52銭高の3万9098円68銭と4日ぶりに大幅反発。1989年12月29日の終値ベースの史上最高値(3万8915円)を更新し、初めて3万9000円に乗せた。TOPIX(東証株価指数)は同33.41ポイント高の2660.71ポイントと3日ぶりに反発。19日の昨年来高値(2639ポイント)を塗り替えた。決算が注目された米エヌビディアが、現地21日の時間外取引で一時10%超える上昇をみせたことから、朝方から半導体関連を中心に買いが先行。一時、3連休を控えた利益確定売りに押される場面もみられたが、日経平均は午後2時48分に同894円81銭高の3万9156円97銭を付けるなど、投資家心理の好転を支えに堅調に推移した。

 東証プライム市場の出来高は17億6948万株、売買代金は5兆5622億円。騰落銘柄数は値上がりが1082銘柄、値下がりは518銘柄、変わらずは57銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、キーエンス<6861.T>、レーザーテク<6920.T>などの電気機器株が上昇。SMC<6273.T>、三菱重工<7011.T>などの機械株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、サイバー<4751.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が安い。

 個別では、三井ES<7003.T>、八洲電機<3153.T>、マーキュリア<7347.T>、野村マイクロ<6254.T>、TOWA<6315.T>などが買われた。半面、グリー<3632.T>、イトーキ<7972.T>、シンクロF<3963.T>、DmMiX<7354.T>、中外薬<4519.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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