和田興産がジワリ始動―マンション販売が増加

株式

2020/2/7 16:52

 和田興産<8931.T>は高値圏で一進一退が続いて堅調。株価指標面では割安感があり、今後、さらなる上昇が期待されよう。

 同社は関西を基盤に、マンション中心の不動産分譲事業を手掛ける。20年2月期の第3四半期累計(19年3-11月)決算が単体売上高322億4100万円(前年同期比16.5%増)、営業利益30億7700万円(同32.2%増)と好調で、今後の高成長期待も大きくなっている。

 低水準の住宅ローン金利が継続していることに加えて、住まいに利便性を求める傾向も強まっていることから、主力の分譲マンション販売が増加した。不動産賃貸収入においても新規に物件を取得し大きく伸びた。

 通期業績は従来予想を据え置き、売上高400億円(前期比1.8%増)、営業利益35億円(同1.6%増)を見込んでいる。通期予想に対する第3四半期累計決算の進ちょく率は売上高が80.6%、営業利益が87.9%と高い。

 同社株は1月21日に昨年来高値938円を付け、その後も900円近辺と高値圏で推移している。この株価水準の今期予想PERは5倍台、前期実績PBR(株価純資産倍率)は0.4倍程度にすぎず、依然として上値余地は大きい。

 7日の終値は、前日比2円安の940円。

提供:モーニングスター社

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