テックPは隠れた実力株、自動車分野に期待

注目株

2018/4/2 17:30

 テックポイント・インク(=テックP、6697・外国M、百株)は隠れた実力株。昨年9月に新規上場した、監視カメラや車載カメラ向け半導体開発のファブレス(工場を持たない)メーカーで、日本人社長が米国で設立した企業であるため、マザーズの外国部に上場している。注目度はほかの新興市場上場銘柄ほど高くないが、公開価格の3倍以上の水準をキープするなど、市場の評価は高い。

 足元の業績は絶好調。今12月期業績は、研究開発費の拡大によって連結営業利益が231万3000ドル(前期比63.5%減)となる見込みを示しているが、来期には同予想比4倍程度までの急拡大が観測されている。セキュリティー意識の高まりで監視カメラ用が、また自動車の電装化で車載向けの半導体も伸びる見込みにある。今後は自動運転分野などでの活躍も期待される。

 株価は2000円近辺で推移。海外投資家の動きも注目される。

(小泉健太)

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