オハラが急落、19年10月期は業績予想下ブレに期末配当半減も

株式

2019/9/12 10:23

 オハラが急落し、一時285円安の1289円を付けた。11日引け後に19年10月期第3四半期(18年11月-19年7月)の連結決算を発表するとともに、通期業績予想と期末一括配当予想を減額し、嫌気された。

 19年10月期業績予想は、売上高が246億円から237億円(前期比16.0%減)、営業利益が15億円から13億円(同60.3%減)に引き下げられた。光事業において、デジタルカメラ市場の縮小に伴い光学機器用レンズ材の需要が想定以上に減少しているほか、エレクトロニクス事業では、耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス「ナノセラム」のスマートフォン向け商流確立が来期以降に遅延する見込みであることから、前回予想を下回る見通しとなった。損益面では、販売の減少に伴う生産設備の稼働率低下により収益性が悪化する見込み。期末配当は前回予想の30円から15円(前期末は30円)と半額になる。

 第3四半期決算は、売上高が182億2300万円(前年同期比10.9%減)、営業利益が12億1600万円(同50.2%減)だった。

提供:モーニングスター社

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