<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP伸び率見通しを2%増に下方修正
2019/9/17 11:23
ブラジル中央銀行が16日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の19年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは、前週予想の対前年比伸び率0.87%増に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は0.83%増だった。一方、20年の見通しは前週予想の2.07%増から2.00%増に下方修正された。下方修正は2週連続、1カ月前の予想は2.20%増だった。
IPCA(拡大消費者物価指数)で見た19年のインフレ見通しは、前週予想の3.54%上昇から3.45%上昇と改善方向に上方修正された。上方修正は6週連続、1月前の予想は3.71%上昇だった。20年の見通しも前週予想の3.82%上昇から3.80%上昇に上方修正された。上方修正は2週連続、1カ月前の予想は3.90%上昇だった。
19年末時点の政策金利の見通しは前週予想の5.00%に据え置かれた。据え置きは5週連続。20年末時点の見通しは前週予想の5.25%から5.00%に引き下げられた。1カ月前の予想は5.50%だった。また、9月17-18日の次回会合時点の見通しは5.50%に据え置かれた。据え置きは6週連続となった。
為替レートの見通しは、19年末時点の見通しが1ドル=3.87レアルから3.90レアルに引き上げられた。引き上げは5週連続、1カ月前の予想は3.78レアルだった。20年末時点の見通しも3.85レアルから3.90レアルに引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前の予想は3.81レアルだった。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、
iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>
提供:モーニングスター社
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