<相場の読み筋>9月30日

2019/9/30 7:28

 前週末27日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比70.87ドル安の2万6820.25ドル、ナスダック総合指数が同91.034ポイント安の7939.627ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億7988万株、ナスダック市場が29億281万株だった。米ブルームバーグ通信社は、米政府が米国から中国企業への投資を制限することを検討していると報道。米中対立の激化が懸念され、売りが優勢となった。週末要因もありNYダウは一時、170ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、シェブロンやマイクロソフト、メルクなどが値下がり率の上位に入っている。

 30日の東京株式は、弱含みの展開か。前週末27日の軟調な地合いだったことや、現地27日の米国株式が下落したこともあり、売りが先行するとみられる。SOX(フィラディルフィア半導体株)指数が下落していることから、半導体関連銘柄は軟調な展開を強いられる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の後半(前週末27日の終値は107円84-85銭)と小動きの一方、ユーロ・円は1ユーロ=118円台の前半(同117円73-77銭)と円安方向に振れている。前週末27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテス<6857.T>、キーエンス<6861.T>、ファナック<6954.T>などが、27日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比105円安の2万1705円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ