東急建設が大幅続落、国内証券の格下げに反応

株式

2019/10/3 14:17

 東急建設<1720.T>が大幅続落。前日比35円安の788円まで売られ、取引時間中としては9月19日以来の800円割れとなった。

 東海東京調査センターが2日付で、レーティングを3段階中1位の「アウトパフォーム」から中位の「ニュートラル」に引き下げたことが売りにつながった。目標株価も1400円から890円に減額している。

 同リポートでは、今20年3月期および来期に営業減益を予想していることや、減益局面では割安と見られるバリュエーションが上昇しにくいことなどをレーティングの引き下げ要因としている。

 一方、今期に完工を控えた大型建設の採算が急速に改善していると分析しており、連結営業利益予想は191億円と予想。会社計画の120億円(前期比45.4%減)を大幅に上回ると見ている。また、首都圏を中心に受注環境が良好となっており、渋谷再開発の完成などで受注余力が出始めることもあり、同社の受注が徐々に増加すると見通している。

提供:モーニングスター社

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