4日の債券市場見通し=米雇用統計控え方向感が出にくい展開か

債券

2019/10/4 8:25

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)155.15円-155.35円、長期国債利回りマイナス0.220%-マイナス0.190%

 4日の債券市場は、米雇用統計(日本時間21時30分公表)を控え、方向感が出にくい展開か。

 前日の米債券市場は6日続伸となった。米景気の減速懸念が強まり、10月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利下げを決める確率が高まったことが債券買いを促した。もっとも、ダウ平均が上昇すると売り圧力が強まった。

 国内市場では、米債券高を手掛かりに買い先行でスタートしそうだが、その後は日経平均株価見合いの動きとなりそうだ。

 一方、日銀の長期国債買い入れオペが実施される。「10月のオペ方針を公表してから初めての公表となるが、買い入れ通知額は据え置きとなる公算が大きい」(銀行系証券)との見方。

 取引が進むにつれ、米雇用統計の結果に対する様子見機運が強まりそうだ。

提供:モーニングスター社

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