九州電力、反発の場面も、川内原発の停止期間は想定より短く

株式

2019/10/4 9:45

 九州電力<9508.T>は一時前日比0.8%高の1073円まで反発したが、その後は株価の頭を押さえられている。前日に川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機について、テロなどに対応する「特定重大事故等対処施設」がそれぞれ20年12月26日、21年1月26日に完成する予定だと発表した。

 川内原発の規制上の設置期限(1号機3月、2号機5月)以後の稼働停止期間は、従来会社側が見込んでいた1年程度から3-4カ月短縮される見通し。これにより、この日は買いが優勢になる場面もあった。

 ただ、市場では想定内との見方もあり、みずほ証券では3日付リポートで「特段サプライズはない」と指摘。今後の進ちょく次第でさらなる工期の短縮が実現できるかに注目する必要があるという見方を示した。

提供:モーニングスター社

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