17日の債券市場見通し=もみあいの展開か、米債高支えも5年国債入札に警戒感

債券

2019/10/17 8:37

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)154.25円-154.45円、長期国債利回りマイナス0.175%-マイナス0.155%

 17日の債券市場はもみ合いの展開か。

 前日の米国債は上昇。9月の米小売り売上高の減少などを受けて、米10月の利下げ観測が強まり、米国債の買いにつながった。米中貿易摩擦に対する不透明感も買いを促した。

 国内市場では、財務省が実施する5年国債入札動向に注目が集まる。市場では、「外部環境や好需給がサポート材料となるが、5年国債入札への警戒感から売りも出やすい」(国内証券)という。

一方で、「日銀のマイナス金利の早期深掘り観測がやや後退していることなどを踏まえると、過熱するような需要は見込みにくいが、旺盛な外国人需要に対する期待は根強い。入札を大きな波乱なく通過すれば、相場のサポートになるだろう」(銀行系証券)との指摘もあった。

提供:モーニングスター社

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