23日の債券市場見通し=弱含みの展開か

債券

2019/10/23 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)153.90円-154.15円、長期国債利回りマイナス0.145%-マイナス0.130%

 23日の債券市場は弱含みの展開となりそうだ。

 祝日前の円債市場は、先物中心限月の12月限月が7日続落となった。「05年8月以来14年ぶりの記録更新となる」(国内証券)という。

 米中の貿易協議への懸念後退などで、安全資産とされる債券には売り圧力が掛かりやすい。もっとも、前日の米債券市場は反発。英国のEU離脱を巡る審議の不透明感が再び強まり、債券が買われた。

 円債市場では、「米国債の動向が与える方向感の示唆は弱そう。日銀の国債買い入れオペや国債入札といった需給面の新規材料がないことから、あすの20年国債入札を控え、警戒感が強まる見込み」(銀行系証券)という。

提供:モーニングスター社

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