明日の日本株の読み筋=米イベント後のマーケット反応に注目
あす31日の東京株式市場は、米国のイベント結果を受け、マーケットがどう反応するかが注目される。現地30日(日本時間31日未明)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が明らかにされる。追加利下げが確実視されるなか、今回で打ち止めになるのかどうかが焦点になる。仮に打ち止めとなれば、株価調整につながる可能性がある。ただ、米長期金利が上昇し、円安・ドル高に傾けば、下支え要因として意識されることにもなる。また、米アップルの7-9月期決算が発表され、内容次第で関連銘柄に影響を与えることも考えられる。これらイベントを無難に通過しても、31日まで開催の日銀金融政策決定会合や、週末の米10月雇用統計、米10月ISM製造業景況指数などを控え、「様子見が続きそうだ」(準大手証券)との見方もある。
30日の日経平均株価は8営業日ぶりに反落し、2万2843円(前日比131円安)引け。朝方は、29日の米国株安や、短期的な過熱感から、軟調に推移した。FOMCを控えて様子見気分の強いなか、利益確定売りが続き、後場終盤に向けて下げ幅を広げた。この日は、TOPIX(東証株価指数)の浮動株比率の定期見直しの影響もあって同指数はプラスを維持し、「先高観はまだ保たれている」(前出の準大手証券)との声も聞かれた。
提供:モーニングスター社
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