信用関連データ=売り残が4週ぶり減少、買い残は減少に転じ、信用倍率はほぼ横ばい

国内市況

株式

2019/11/6 16:38

 11月1日申し込み現在の2市場信用取引残高は、売り残が前週比68億円減の9809億円、買い残が同141億円減の2兆718億円だった。売り残が4週ぶりに減少し、買い残は減少に転じた。信用倍率は前週の2.1116倍から2.1121倍とほぼ横ばい。

 この週(10月28日-11月1日)の日経平均株価は11月1日終値が10月25日終値比50円高の2万2850円となった。日々騰落は3勝2敗となり、上昇は限定的だった。このうち、3ケタの変動は10月29日(106円高)と30日(131円安)。前者は、米中貿易協議の進展期待など背景に28日の米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、上げ幅は一時140円を超えた。後者は、29日の米国株安を受け、利益確定売りが先行した。短期的な過熱感もあり、下げ幅は一時140円を超えた。信用需給面では、年初来高値圏でもみ合うなか、売り方の一部が買い戻しに動いた一方、買い方は利益確定売りを出したもよう。

提供:モーニングスター社

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