フジオフードが急騰し年初来高値、12月31日を基準日に1株を2株に分割

株式

2019/11/8 10:07

 フジオフードシステム<2752.T>が急騰。一時580円高の3655円を付け、10月8日の年初来高値3250円を大きく更新した。7日引け後、投資単位当たりの金額を引き下げることで、同社株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を目指し、株式分割を実施すると発表、材料視された。

 株式分割は、12月31日(同日は株主名簿管理人の休業日のため実質的には12月30日)を基準日、20年1月1日を効力発生日として1株を2株に分割するとした。また、期末一括配当予想20円に創業40周年記念配当2円を加え22円(前期は市場1部上場記念配当2円を含む22円)にするとした。今回の分割に伴う株主優待制度に変更はなく、実質的に優待制度は拡充となる。

 同時に、19年12月期の連結業績予想を修正。売上高は401億円(前期比10.9%増)を据え置いたものの、営業利益を25億円から18億7800万円(同16.9%減)に引き下げた。まいどおおきに食堂を中心とした業態の回復が、予定どおりに進まなかったことや、日韓関係の悪化などによるインバウンド(訪日外国人観光客)消費の減少、台風など自然災害の影響を受けたとしている。

 午前10時5分時点の株価は、前日比465円高の3540円。

提供:モーニングスター社

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