扶桑化学が年初来高値、三菱UFJモルガン証は「Buy」継続、目標株価は3500円に引き上げ

株式

2019/11/11 16:04

 扶桑化学工業<4368.T>が続伸、90円高の3155円まで買われ、11月1日につけた年初来高値3100円を更新した。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券では8日付で、レーティング「Buy」(買い)を継続、目標株価は3200円から3500円に引き上げている。同証券では連結営業利益予想を上方修正、あわせて目標株価を3500円に引き上げるとしている。ライフサイエンス部門における果実酸コンビナート実現後の成長シナリオ実現と、半導体製造のCMP工程向け超高純度コロイダルシリカの需要拡大の確度は高まっているとみて、「Buy」を継続するとしている。

 ライフサイエンス部門は原料安に伴う価格低下影響などで売上高予想を引き下げるものの、原料安、価格改定効果、生産能力増強を背景とする海外での拡販などで、利益予想は上方修正するとしている。株価は、20年3月期9月中間期利益の計画上ブレを契機に上昇したが、中期的な利益成長の確実性が高まっているとみられることから、さらなる上昇を予想している。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期79億円(前期比14.9%減、従来75億円、会社側計画は75億円)、21年3月期82億円(従来78億円)、22年3月期105億円(同97億円)と試算している。

 11日の終値は前週末比120円高の3815円。

提供:モーニングスター社

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