三井金が急落、通期の業績予想を下方修正

株式

2019/11/12 14:32

 三井金属鉱業<5706.T>が急落。11日引け後の決算発表で、20年3月期の連結業績予想を下方修正したことが嫌気された様子。株価は前日比469円安の2706円まで値を下げている。

 20年3月期について、予想売上高を従来の5000億円から4770億円(前期比4.2%減)に、営業利益を260億円から165億円(同9.5%減)にそれぞれ引き下げ、一転して減益を見込んだ。「機能材料」の主要製品であるキャリア付極薄銅箔や電子材料用金属粉などスマートフォン向け製品の販売量減少およびITO(インジウムとスズの複合酸化物)ターゲット材の価格下落が見込まれること、金属価格が想定を下回って推移していることおよびそれに伴う在庫要因の悪化、「自動車部品」の販売量減少等がその要因。20年3月期上期(19年4-9月)は、売上高2381億円(前年同期比5.0%減)、営業利益53億4500万円(同42.2%減)と、売上高はほぼ想定線だったが、営業利益は従来予想を6億5500万円下回った。

 午後2時32分現在の株価は437円安の2738円。

提供:モーニングスター社

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