PSOLに浮上の兆し―足元業績は堅調、売り需要も一巡

株式

2019/11/26 16:24

 金融機関向け業務コンサルなどを手掛けるパワーソリューションズ<4450.T>が決算発表をきっかけに浮上の動きとなっている。10月1日に上場し、その後は調整局面にあった。

 複数のシステムインテグレーターが提供する多様な汎用サービスの統合とオーダーメード開発を行い、業務プロセスを最適化するビジネステクノロジーソリューション事業を展開。上場後に発表した19年12月期第3四半期累計(1-9月)単体決算は、売上高21億5300万円、営業利益3億3400万円となった。上場初年度であるため前年同期比較はないが、営業利益は通期計画の3億1200万円(前期比8.0%増)を超過。RPA(ロボットによる業務自動化)などの活用を含む業務プロセス最適化需要が増加している。

 最終四半期の昨年10-12月にはIPO(新規上場)費用が計上されるため、第3四半期累計実績を額面通りには受け止められないが、実態は堅調で先行きへの不安は乏しい。上場後に大幅な調整を経たことで短期的な売り需要が一巡済みなこともポジティブ。

 26日の終値は、前日比70円安の3805円。

提供:モーニングスター社

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