米キーサイトの8-10月売上は見通し上ブレ、アンリツなど5G関連の反応に注目

株式

2019/11/27 8:13

 通信計測機器の米キーサイト・テクノロジーズが現地26日に発表した8-10月期決算は、特別項目を除く売上高が前年同期比7%増の11.2億ドル(約1220億円)となった。収益性も改善し、1株利益は1.33ドル(同32%増)に拡大した。5G(次世代高速通信システム)の投資が活発に推移した。

 売上高はアジア・太平洋地域での伸びが大きく、全体でも同社の見通し(10.8億-11.0億ドル)を上回った。前四半期比では3%増。また、8-10月の受注高は前年同期比6%増の11.9億ドルとなった。

 一方、19年11月-18年1月の特別項目を除く売上高を10.5億-10.7億ドルとやや慎重に見通している。株価は同日の時間外取引で買い先行となり、その後も利益確定売りをこなし堅調な動きとなっている。

 キーサイトの良好な決算は、アンリツ<6754.T>をはじめとする日本の5G関連銘柄に追い風となる可能性がある。村田製作所<6981.T>、アドバンテスト<6857.T>、日東紡<3110.T>、トリケミカル<4369.T>、メック<4971.T>、デクセリアル<4980.T>、第一精工<6640.T>などもマークしたい。

提供:モーニングスター社

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