Ubicom、医療機関向け経営改善ソリューションのマーケティングで大手金融機関と連携

株式

2019/11/29 16:17

 Ubicomホールディングス<3937.T>は29日、医療機関向け経営改善ソリューションのマーケティングについて、複数の大手金融機関と連携すると発表した。

 同社の子会社エーアイエスは病院やクリニックなど医療機関の経営改善を支援するソリューションパッケージ「Mighty(マイティー)シリーズ」の開発・提供を手掛ける。全国の病院の7割強が赤字といわれる中で、「マイティー・シリーズ」を利用すれば(1)業務効率化(2)収益改善(3)医療の質と安全の両立――などが可能になる。それを受け、病院の経営状況を改善し、医師、医療事務スタッフ、患者の利益に寄与するツールとして「マイティー・シリーズ」は現在1万6000を超える病院やクリニックが導入している。その有用性は各金融機関からも高く評価されており、今回の連携につながった。

 一方、「マイティー・シリーズ」の最上位製品「マイティー・チェッカーEX」は2018年の販売開始以降、既に売上高トップクラスの複数の医療グループ内病院で導入されている。このたびの連携により、大手金融機関のネットワークを活用した、新規の大規模病院やグループ病院のさらなる開拓および直接販売を推進することで、同社メディカル事業はさらなる利益率向上が期待できそうだ。

 現在、レセプト(診療報酬明細書)審査の厳格化、医療業界における人材不足に加えて、「働き方改革」の進展を背景に、医療現場では定型業務の自動化・効率化の必要性が高まっている。同社はこうした社会的なニーズをいち早くとらえ、今後もレセプトソフトにおけるリーディングカンパニーとして医療機関経営の必需品となる革新的な医療ソリューションの提供に取り組む。さらに、サブスクリプションモデルの積み上げによる収益力アップや、グループ企業価値の向上も目指していく。

提供:モーニングスター社

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