トリケミカルが急落、第3四半期は営業減益に

株式

2019/12/2 14:11

 トリケミカル研究所<4369.T>が急落。11月29日引け後の決算発表で、20年1月期第3四半期(19年8-10月)の連結営業利益が減益となったことが嫌気された様子。株価は前週末比870円安の7780円まで値を下げている。

 20年1月期第3四半期累計(19年2-10月)は、売上高61億1500万円(前年同期比5.8%増)、営業利益16億7300万円(同5.4%増)。主要販売先の半導体業界において、高水準の生産は維持したものの、米中貿易摩擦の長期化を背景に多くの会社が設備投資に慎重な姿勢を見せる中、停滞する環境下においても業績の拡大路線を継続させるべく、主に台湾・韓国を中心とする東アジア地域に向け、新たに市場が見込まれる先端半導体向け新規材料に注力。ただ、第3四半期累計は増益を確保したが、第3四半期に限ると営業利益が5億1900万円(同4.6%減)にとどまったことが失望売りを招いた様子。

 午後2時7分現在の株価は820円安の7830円。

提供:モーニングスター社

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