東芝が小幅安、大和証は「2」継続、目標株価は4250円に引き上げ

株式

2019/12/5 16:20

 東芝<6502.T>が小幅安。大和証券では4日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は3600円から4250円に引き上げている。

 収益性改善ペースがコンセンサスを上回るとともに、(1)東証1部指定期待(2)キオクシアの業績回復・IPO期待――も考慮すれば株価は強含みで推移する可能性が高いと考えるとコメントしている。キオクシア持分法損益見通し改善により単純なPERも20年度16倍/21年度11倍程度と割高感なしとしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、20年3月期1550億円(前期比4.3倍、従来1450億円、会社側計画は1400億円)、21年3月期1950億円(従来1900億円)、22年3月期2320億円(同2200億円)と試算。20年3月期はリスクバッファー110億円を含め会社側計画は余裕含みであり、相応に計画を上ブレると予想。21年3月期も、(1)20年3月期の構造改革費用の解消(2)構造改革効果刈取り(3)エネルギーの不採算解消・ロス案件終息影響――などが明確な増益要因であり、デバイス&ストレージの需要回復や調達改革効果も加わる形で大幅増益を見込んでいる。

 5日の終値は前日比25円安の3760円。

提供:モーニングスター社

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