17日の債券市場見通し=20年国債入札こなし下げ渋る展開か

債券

2019/12/17 8:38

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.10円-152.40円、長期国債利回りマイナス0.040%-マイナス0.010%

 17日の債券市場は、財務省が実施する20年国債入札をこなし下げ渋る展開か。

 前日の米国債は反落となった。「中国や米国で発表された経済指標がいずれも底堅く、主要な米株価指数が過去最高値を更新したことで、相対的に安全資産とされる債券には売り圧力が掛かった」(国内証券)という。前週末に米中が貿易協議の「第1段階」で合意したことを改めて好感する動きも出たようだ。

 国内市場でも、日経平均株価の上昇が見込まれ、円債には売り圧力が強まりそうだ。「外部環境の悪化で上値の重いスタートになるが、20年国債入札については、プラスの利回りを求める投資家の需要に支えられ、無難な結果となりそう」(銀行系証券)と指摘する。リスク選好の動きが強まるなかでも下値は限られそうだ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ