日東紡が続急伸し連日の年初来高値、5G関連の需要増に対応し生産設備を増強へ

株式

2019/12/25 14:35

 日東紡績<3110.T>が続急伸。24日引け後に、5G(第5世代通信規格)関連の需要増に対応し、プリント配線基板用のスペシャルガラスの国内ヤーン生産設備を増強すると発表したことが材料視されている様子。株価は前日比130円高の4625円まで値を上げ、24日の年初来高値4500円を更新している。

 クラウド化の進展やコンテンツの高度化、5Gの運用開始等により、高速大容量のデータ処理に対応した基地局、サーバー等に求められる機能・性能が高度化する中、プリント配線基板に使用されるガラスクロス、中でも高速大容量のデータ処理に資するスペシャルガラスへの需要が増大。同社も設備増強で対応してきたが、想定以上の需要増に応えるべく、国内既存工場内に約50億円を投じてさらなる溶融炉の新設・増強を行うことを決定した。20年秋以降、順次稼働の予定だが、生産能力は21年秋に台湾の新工場が稼働した段階で20年3月末比70%増強される見通し。

 午後2時33分現在の株価は115円高の4610円。

提供:モーニングスター社

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