DMソリュ、上げ足に弾み、21年3月期回復期待の買いが本格化

株式

2019/12/25 15:58

 ディーエムソリューションズ<6549.T>が4日続伸し、上げ足に弾みをつけた。

 ダイレクトメール発送代行事業を主力に、インターネット広告事業にも力を注ぐ。20年3月期予想の単体経常利益は前期比10.2%減の2億6800万円。2期ぶりに減益に転じる。

 ダイレクトメール市場の取引高は前年に比べ微減の半面、インターネット広告市場は堅調な伸びを示している。今後もしばらくは同様の傾向が継続するという。

 こうした状況のなかで、収益柱のダイレクトメール事業は、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手掛けるワンストップサービスの提供、郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開する。また、市場の拡大が続いている宅配便など小口貨物の取扱いの強化にも努る。一方、インターネット事業では、コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化し、回復を目指す。

 株価は、20年3月期減益予想をすでに織り込み、21年3月期回復を期待した買いが本格化している。21年3月期は、ダイレクト事業で中小案件の獲得の成果が発現し、発送センターの稼働率が向上する。

 25日終値は、前日比29円高の1085円。

提供:モーニングスター社

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